カンザス大学留学体験談 久保 杏夏 ・留学プログラム:アスリート留学(テニス) ・期間:2023-2027(4年間在学予定) ・授業:AEC(英語力強化)クラス ・奨学金:アスリートフルスカラシップ受給 Instagram 留学動機 もともと大学に進学するつもりはなくて、プロテニス選手として活動するつもりだったけどカンザス大学からオファーをもらい、金銭面でのサポートや、とても良い環境で練習、トレーニング、試合ができると聞いたのでアメリカの大学に行くことに決めました。 授業・専攻 AEC(英語力強化)クラスの授業を今は取っていて、これからは心理学を専攻する予定です。 初めての学期の最初のほうはパソコンの使い方すらも分からない感じだったので全てが大変でした。AECの授業は水曜日以外、毎日4時間あります。リーディングクラスとスピーキングクラスはそれぞれ2時間ずつで、先生も違います。私は海外遠征に行ってたので多少のコミュニケーションをとることは出来たものの、あまり勉強はしてこなかったので文法など、みんなが習うようなことは何もわからないままクラスが始まりました。みんな基礎的な知識があるのに自分だけ何も分からなくて最初は少し不安だったけど、先生たちはそれを理解して、強化するようにしてくれたし、ちゃんと良い成績でパスできるようにしてくれたので良かったです。 アメリカのアスリート生活 カンザス大学にはとんでもなく大きいジムがあり、テニスコートも外に6面、インドアにも6面あります。日本のトップの大学には何回も練習などで行ったことがあるけど、ここまで設備がそろっている大学は日本にはありません。 そしてアメリカでは上下関係が全くないので先輩のチームメイトでも同い年のように接することが出来るし、コーチたちもとても自由なので日本の大学スポーツにありがちな変なルールなどが一切ないのでとてもやりやすいです。日本ではあまり友達と遊ぶようなタイプではなかったけど今のチームメイトたちに会って本当に大切な友達が出来たと思うし、一生の思い出になってると思います。 アスリートと学業の両立 午前中に4時間くらい授業を受けた後、すぐに1時間半くらいウエイトトレーニングをして2時間半くらいテニスの練習をします。そのあとに家庭教師の人と勉強をして、1日が終わる感じです。 冬の1月〜5月はテニスのシーズンなので月曜日から水曜日まで授業に出て練習したりして、木曜日に飛行機で試合の場所まで移動、金〜日曜日に試合して日曜日に戻ってまた授業をするという生活の繰り返しです。両立するためには自分だけで頑張りすぎず、周りの人にも頼るようにしています。そしてちゃんと息抜きしてさぼることも大事だなと思いました。 カンザス大学のおすすめポイント カンザス大学に入学してよかった点は、人がとても優しいところです。最初のほうは分からないことがたくさんあったけど、本当にみんなが親切に助けてくれるのですぐ慣れることが出来ました。 カンザス大学のおすすめポイントは、スポーツがとても盛んで強いところです。8月〜11月までは男子フットボールと女子バレーボールのシーズン、10月〜3月は男子バスケットボールのシーズンでいずれも全米トップのチームなので年中スポーツ観戦を楽しめます。スタジアムの規模も日本の大学スポーツとは比べ物にならないほど大きくファンもとっても熱狂的なので観戦はとても楽しいです。 シーズンで1度しかないピンクのユニホームで出場した試合 KU Men’s baseballの試合をチームメイトと観戦 コーチや友達みんなとチームメイトの卒業をお祝い 留学中の困難・成長 テニスをするためにカンザス大学に入学したので、授業が終わってすぐトレーニングに行ってそのあと練習した後に終わらせないといけない課題をやったりと、ご飯を食べる暇もないくらい忙しい生活ですが、クラスの先生や、クラスメイト、コーチやチームメイトに助けてもらいながら乗り越えることができました。この生活の中でも自炊して、洗濯や掃除をやることが出来ていたのでそこはとても成長できた点だと思います。 奨学金 テニス留学なので、フルスカラシップという全額奨学金を受給しています。これは学費、家賃、生活費、テニスをするために必要な物などアメリカで生活するために必要なお金を全て負担してもらえるものです。私の場合、いくつかの大学からこのような条件でオファーを受けていましたが、カンザス大学はスポーツ面や学術的な面でとても良いレベルだったのでカンザス大学に行くことに決めました。 留学前のみなさんへ 困ったことがあったら分野ごとに助けてくれる人がいるし、街にいる皆もとても温かい人たちなので不安になることはなにもないと思います! カンザスチーフのスーパーボール優勝時には街に出てみんなでお祝い チームメイトと行ったキャンパス近くのClinton Lake Instagram アカウント