カンザス大学留学体験談

　理由は大きく3つ、スポーツ、英語力、経験です。

　アメリカに留学することで英語力が身についたり、日本ではできない様々な経験ができると思いました。スポーツに関しては、全般にレベルが高いです。スポーツの人気が高く、チームに資金がたくさんあるため、遠征の機会をたくさんいただけたり、道具を支給してもらえたり、食費を負担してもらえたりします。

　ビジネスを専攻し、English 101 (ライティング)、Psychology(心理学初歩)、Math(微積分)、HSES (health, safety, education, and social) (スポーツ全般)、Biology、Business Statistics(統計)、African American Study、Business Writing(ビジネスライティング)、Micro Economics、Macro Economics、LDST(Gender and Leadership) のクラスを履修しています。

　大変だったのは、English とBusiness writingです。チューターに添削をお願いしたり、構成を一緒に考えたりしてもらいながらライティングの課題を仕上げました。また、先生が優しい方だったので、授業後に質問にいくと全て詳しく教えてもらえました。ネイティブと同じ土俵で英語の作文を作らないといけないのは大変ですが、サポートも使いながら授業についていくことができました。

　専攻については、入学後も変更は簡単にできます。理系から文系など大幅な変更は、卒業に必要な授業の方向性が大きく変わるので1年生や2年生のうちにしかできませんが、化学から工学など似たような方面であれば、3年生になってからでも変更できたりもするようです。なのでやりたいことが明確に決まっていない人にも留学はおすすめできるかなと思います。

　練習は、コーチと一緒に計画的に実施しています。とにかくたくさん走り込むというのが日本の大学長距離界ではよくありますが、そういうことはありません。走行距離、ウエイトなどを一人ひとりに合わせた計画に基づいて行います。

　練習は1日3時間週6日です。午前授業、午後練習という生活です。空いた時間で課題をやったりチューターのセッションを入れたりしています。なるべく多くの時間を身体のケアに充てるために、遠征の移動などの隙間時間を使って課題を終わらせています。夜は自由時間になるので、チームメイトと外食をしたり部屋で映画を観たりしています。

　スポーツの強豪校で、アメフト、バスケをはじめスポーツ観戦を楽しめるところ！

　2024年のフットボールは、スタジアムが工事中なのでカンザスシティまで行かないと試合を観れませんが、キャンパス内にフットボールとバスケのスタジアムがあるので、週末に試合をよく観にいきます。また、陸上部の一員として大学スポーツに関われているのはすごく貴重な経験です。

　あとは、キャンパスがすごく綺麗です。歴史ある建物や綺麗なガラス張りの建物など素敵な建築がたくさんあります。緑も多いため、日本のような環境で生活できます。キャンパスから眺める夕日もすごくきれいです。

　困難は忘れてしまうので詳しく書けません。授業選択、学費関連などなど、疑問が思い浮かぶときに英語で質問して解決しないといけないので、そこは大変でした。

　ISSと部活から奨学金（スカラーシップ）をいただいていますが、日本の機関からもいただけたらさらに助けになると思います。留学前に日本の奨学金をもっと調べれば良かったなと思っています。

　進路や留学選択に正解はありませんが、留学することで新しくみえてくる世界はたくさんあると思います。僕は、アメリカのスポーツを肌で感じる経験ができて、夢のような世界だなとわくわくを感じました。僕はスポーツをやっていたおかげで留学できましたが、スポーツ以外でも留学する道はたくさんあります。留学前のTOEFLibtの勉強は大変でしたが、学校で学んだ基礎を忘れずリーディング、リスニングをコツコツやっていくことで、留学後も授業についていけるくらいの英語力がつきました。もし英語に不安があるとしてもカンザス大学にはAEC(英語力強化)クラスをはじめ、英語を伸ばすためのサポートがたくさんあります。なので、新たな挑戦として留学をしてみてはどうでしょうか！